Exhibitions
Shunichiro Nakashima Jewelry Exhibition
2010年7月16日(金)―7月11日(日)

この度、ギャラリー ドゥ ポワソンでは第二回目となる、中島俊市郎の個展を開催することとなりました。中島俊市郎(1972年生)は、工芸家、テキスタイルデザイナーとして1996年より活動を始め、織りの技法を軸にした造形作品を手がけてきましたが、近年は、繊維を素材としたジュエリーを中心に発表しています。中島独自のジュエリー観と感性にもとづいたユニークな作品は、多方面から注目を集め、活躍の場を広げています。
羽根を束ねたピアスや、様々な色に染められた絹糸をスチール芯に巻き付けて作られたブレスレットやブローチなど、中島のジュエリーは鮮やかな色彩と軽さを生かした自由で動きのあるフォルムが印象的です。これらは、手の中でそれぞれの素材の魅力的な表情を引き出す形を探りながら、一つ一つ緻密な手作業で作られています。
中島は、いずれは退色し、やがて朽ちていくことが不可避である繊維という素材に、永遠でないがゆえの美しさと価値を見出しています。堅牢で資産価値があるような貴金属や宝石ではなく、あえて繊維を使ってジュエリーを作り、経年変化を楽しみながら大切に身につけることをラグジュアリであることとして提案しています。七夕飾りや正月飾り、神社のシデといった、紙や藁などの身近な素材を使い、限られた時間のために作られる日本古来の“飾り”のあり方に習い、現代における装身具の意味を模索しているという中島。既成の価値観にとらわれないコンテンポラリージュエリーの発想と染織工芸の技術が融合し、ポエティックな表現が生まれました。
今回の展覧会では、新作に加え、これまで中島が制作してきたシリーズをさらに発展させ、より洗練された造形と配色で、丁寧に作り込んだコレクションが発表されます。ネックレスをはじめ、約25種のアイテムを各6色で展開した150点余りがそろいます。
一層深みを増した中島の世界をぜひお楽しみください。
期間
2010年7月16日-8月1日(月曜休み)12:00-20:00
オープニング 7月13日(金)18:30-20:30