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2011 Past Exhibitions





Henriette Schuster ヘンリエッテ・シュスター個展  ― zerfugt ―
2011年9月9日(金)―9月25日(日)



 ギャラリードゥポワソンでは6年ぶりとなる、ドイツのジュエリー作家ヘンリエッテ・シュスターによる二度目の個展『zerfugt』を開催いたします。

 ヘンリエッテ・シュスター(b. 1962)は、建築を学んだ後、国際的に活躍する数多くのジュエリー作家を輩出しているミュンヘン・ファインアートアカデミーのジュエリー学科にてオットー・クンツリに師事しました。1998年にマスターを取得後はミュンヘンを拠点に、ドイツ国内をはじめ、オランダ、ベルギー、イタリア等ヨーロッパ各国、オーストラリアなどで作品を発表しています。

 展覧会タイトル『zerfu¨gt』は、シュスターによる造語であり、本展で展示されるジュエリー作品の制作過程を言い表しています。「つなげる、集める、組み立てる」を意味するドイツ語の“gefugt”から、「構築する」と「解体する」の二つの意味を一語に含めた“zer-fugt”という言葉が生まれました。同名の新作シリーズは、二つのエレメントが構築され、解体されることで形作られています。厚みのあるシルバーやゴールドの板からカットされた抽象的な形態の組み合わせによって作られたペンダントやリング。これらを作る過程は偶然性をはらむため、一つ一つ形が異なり、並ぶと未知のフォントのような不思議な文字の連なりにも見えます。

 シュスターはこれまでオブジェやジュエリーの作品を通じて、二つのエレメントの共存とそれらの関係性について繰り返し追求してきました。いぶし銀のベルやブラシ、グローブ等のモチーフが二つ並んで紐に通されたペンダントのシリーズはシュスターのシグニチャーアイテムとして人気があります。抽象的な形であれ、具象的な形であれ、シュスターのつくり出すジュエリーは、作家の手跡が感じられるオーガニックなラインとやわらかな金属の質感が特徴的です。そこには、光り輝く華やかなジュエリーとはまた別の、身に着ける人の一部になっていくような魅力があります。より潔さを増した新作をぜひ会場にてご覧下さい。