2010 Past Exhibitions
Alexandra Bart アレクサンドラ・バート 個展
2010年3月5日-3月21日

この度ギャラリー ドゥ ポワソンでは2010年度の第一回目の企画展として、ドイツのジュエリー作家、アレクサンドラ・バートの日本で初めてとなる個展を開催致します。アレクサ ンドラ・バート(1969年生)は、ドイツのバイエルン州にある町、アルトエッティングに生まれ、ゴールドスミスに弟子入りし経験を積んだ後、2001年 より自身のアトリエを構えるベルリンを拠点に活動しています。
純度の高いシルバー特有の明るい色の美しさとやわらかな質感、そして、それとは対照的なソリッドな重さは、アレクサンドラ・バートのジュエリーを強く印象 づけています。この一見相反する要素が、はじめにジュエリーを見た時、手のひらにのせた時、身につけた時、それぞれの段階で意外な発見をもたらします。丸 や四角といったミニマムな形体から、物語性のある具象的なモチーフ、また、特定の場所の地形という象徴的な形もジュエリーに変換しますが、そのどれもが一 つの静謐な世界観を織り成しています。主に鋳造の手法でジュエリーを制作するバートは、素材が持つ特性を完全にコントロールせずに鋳造の過程で生じるテク スチャーの変化を大切な要素として生かしています。そのため、バートのジュエリーには常に、意図して形づくる部分と、偶発的な部分が共存しており、それが 快い軽やかさを生み出しています。
今回の展覧会は、 “FINE SILVER”、“PLACES”、“MINIT”と題した3つの作品シリーズに よって構成されています。“PLACES”は、作家にとってパーソナ ルな思い出と結びつく場所を象った純銀のブローチのシリーズです。生まれ故郷アルトエッティングの町、ベルリンのパリ広場、アイスランドの輪郭をなぞり、 重量感のあるブローチに仕上げています。また、街角の合鍵屋さんミスターミニットにちなんだタイトルを持つ “MINIT”シリーズは、新旧さまざまな鍵をモチーフに、人に知られることがないストーリーを一つ一つに秘めている鍵の出自に思いを馳せるポエティック なジュエリーのコレクションです。
国内で初めての個展となるこの機会に、ぜひご高覧下さいますようお願い申し上げます。
会場
ギャラリー ドゥ ポワソン
東京都渋谷区恵比寿2.-3-6 B1F
tel. 03-5795-0451
期間
2010年3月5日-3月21日(月曜休み)12:00-20:00